テルミン発明100周年記念CDアルバム
「Renaissance and Evolution」
コロナ感染症が拡大する中、すべてリモート作業で作りあげました。テルミンが発明された100年前にもスペイン風邪の流行があった。テルミンとパンデミックは100年の周期で同期していますが、ネット環境が発達した現代ならではの手法で、安全に制作できました。
テルミン重奏とマトリョミン合奏で構成されています。演奏参加者総数は100。100周年を100人でお祝いします!
★初版分完売しました。増刷分価格改定しました(4/18)。増刷分は5月中旬発送予定です。
Data:
タイトル:Renaissance and Evolution
アーティスト:Japan Theremin Old School, Mable and Da
形式:オーディオCD
リリース:2021/4/8
レーベル:Mandarin Records
テルミン:Japan Theremin Old School
マトリョミン:Mable and Da
ピアノ:ただすけ, 松井正樹, 岡 留美, 高柳理恵
音楽監督, 制作:竹内正実
収録時間:43’21"
収録曲:
Renaissance side
1. 亡き王女のためのパヴァーヌ亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
テルミン四重奏。ピアノは松井正樹さんで、編曲は岡 留美さん。テルミン演奏はJapan Theremin Old Schoolのみなさん(中村隆子(1st), 竹内正実(2nd), 後藤妙苗(3rd), 藤平明(4th))。 2016年にテルミン重奏を録音する計画があり、岡さんに編曲してもらっていました。竹内さんの録音は当時のもの。
2. ひばり(グリンカ)
テルミン四重奏。ピアノはただすけさん。竹内さんの2ndアルバム「VOCALISE」に収録されているものをベースに、四重奏化しました。編曲は岡 留美さん。テルミン演奏はJapan Theremin Old Schoolのみなさん(竹内正実(1st), Kokichiya Mameko(2nd), 佐村田紗千(3rd), 前田悠希(4th))。
3. Ave Maria(ヴァヴィロフ)
テルミン四重奏。ピアノはただすけさん。編曲は岡 留美さん。テルミン演奏はJapan Theremin Old Schoolのみなさん(竹内正実(1st), 濱口晶生(2nd), 松野まり子(3rd), 藤平明子(4th))。「亡き王女のためのパヴァーヌ」同様、2016年に始まったテルミン重奏プロジェクトのうちの一曲。2019年にNew York Theremin Societyが制作した「Theremin 100」に収録されているものをベースに、竹内さんの演奏の再構成、ピアノをただすけさん版に差し替え、別バージョンとしました。New York Theremin Society主宰のDoritさんにもご承諾いただいています。
4. いのり(岡)
テルミン・ソロ曲。2018年の竹内さんの「復活コンサート」のために岡 留美さんが書き下ろしてくださった曲。竹内さんはリハビリを進め、右手で演奏する予定でしたが、満足する内容に達しなかったので、左手で音の高さを制御しています。音量も左手。マトリョミン型の試作装置を用い、時差を伴った演奏を可能にしました。
5. Memory of Ether(エア・ノイズ)
1920年にテルミンが発明され、初めて鳴った場が現存しています。2001年そこに赴き、当時試作器だったマトリョミンを持ち込み、サンクト・ペテルブルグの知人にマトリョール演奏をお願いし、録音しましたが、その際のエア・ノイズ。テルミンの音が初めて鳴り響き、床や壁は共振しました。エーテルの記憶が記録されているでしょうか?
6. Pryanik(ただすけ)
幻となった、竹内さんの活動20周年記念CDに収録される予定だった曲で、2013年にただすけさんが書き下ろしてくださいました。テルミン二重奏はJapan Theremin Old Schoolのお二人(濱口晶生(1st), 橋本由美(2nd))。ピアノはただすけさんで、今回用に再録音しました。
7. さくらさくら(日本古謡)
テルミン四重奏。ピアノはただすけさんで、編曲は岡 留美さん。テルミン演奏はJapan Theremin Old Schoolのみなさん(高倉亜希子(1st), 金木由子(2nd), 小林直美(3rd), 松野まり子(4th))。竹内さん不在の編成ですが、竹内さんの演奏が継承されていて、彼の存在を感じるような演奏をすることがテーマでした。ピアノ伴奏もこのCDのためにただすけさんにより再録音されました。
Evolution side
8. Glissando(竹内)
マトリョミン合奏。2010年の福岡でのコンサートで初演された曲。無秩序から始まり、音に秩序が現れていくプロセスを曲にしました。無秩序ながら構成されている演奏は意外に難しく、何度も録り直ししました。
9. GEISHA(MJ エリア)
マトリョミン合奏。”Sound of Kyoto”のためにマリオスさんが書き下ろした曲。難しい曲で、演奏経験もこれまであまりありませんでしたが、ニュアンスに富んだ演奏に仕上げられました。マトリョミン合奏部分のミキシングは竹内さんですが、ピアノパートとのミキシングはマリオスさんの弟のNickさんが担当しています。
10. 花メドレー(ウェルナー, フォーミン)
マトリョミン合奏。ピアノは編曲も担当した高柳理恵さん。これまで何度も演奏してきましたが、「花の季節(悲しき天使)」のAメロディ部分をルバート感をもって合奏しています。
11. 夕焼け小焼け(草川)
マトリョミン合奏。ピアノは編曲も担当した岡 留美さん。今回のCDの録音参加者は100名でしたが、この曲は最多の96人が参加しています。
12. Invention 4番(J. S. バッハ)
マトリョミン合奏。ピアノは松井正樹さん。編曲は竹内さんと松井さんの共作。Glissando同様、2010年の福岡でのコンサートで初演された曲。難易度が高く、演奏参加者は最も少ない。これまで"Mable"でも音源を作ったことがありますが、それを遙かに凌ぐ内容。
13. ロシアンメドレー(ロシア民謡, ロシア民謡, ブランテル)
マトリョミン合奏。編曲は竹内さんと松井正樹さん。この二人のコンビは多いですが、竹内さんがマトリョミンパートを、松井さんがピアノパート編曲を担当しています。2011年の「100人のマトリョミン合奏」でも演奏されました。これまで数え切れないほど演奏してきましたが、ピッチ精度、音楽の表情付けにおいても今回のがベストの演奏でした。
14. 歓びの歌(ベートーベン)
マトリョミン合奏。編曲は竹内さんと松井正樹さん。ピアノはただすけさん。養命酒のプロモーションの一環で"Yomin"を作り、合奏ビデオ収録しましたが、養命酒様のご厚意によりピアノ伴奏音源を使わせていただきました。この曲も「ロシアメドレー」同様、2011年の「100人のマトリョミン合奏」以来何度も弾いていますが、ピッチ精度が保たれ、グルーブ感もある演奏に仕上げられました。
以上14曲
!サンプル音源を試聴できます。
♪「亡き王女のためのパヴァーヌ」
♪「ひばり」
♪「Ave Maria」
♪「いのり」
♪「Memory of Ether」
♪「Pyanik」
♪「さくらさくら」
♪「Glissando」
♪「GEISHA」
♪「花メドレー」
♪「夕焼け小焼け」
♪「Invention 4番」
♪「ロシアンメドレー」
♪「歓びの歌」
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